カレー毒殺事件 和歌山毒物カレー事件は冤罪の可能性は?

本日は7月25日。7月25日といえば「和歌山毒物カレー事件」が思い出されます。1998年7月25日、和歌山市の園部地区で行われた夏祭りで提供されたカレーに毒物が混入された事件である。あれから20年経過したわけだが、なんと67名の方が負傷し、4名の方が亡くなるという痛ましい事件である。犯人とされている林真須美には死刑がいいわたされた。

ただ、この事件は「状況証拠のみ」と「動機未解明」というわだかまりを残す中で「死刑」判決が2009年最高裁判所で確定されている。

毒物カレーの原因となった毒物は「亜ヒ酸」(アヒサン)は除草剤や殺虫剤、殺鼠剤に使われるという。

最高裁では、犯行に使われたものと同じ特徴を持つヒ素が被告自宅等から発見された。また、被告人の頭髪からも同様のヒ素が検出されたことで、「被告が犯人であることは合理的な疑いを差し挟む余地がない程度に証明されている。」というものだ。

「合理的な疑いを差し挟む余地がない」とはどういうことだろう?

調べてみると、「反対事実が存在する疑いを全く残さない場合をいうものではなく、抽象的な可能性としては反対事実が存在するとの疑いを入れる余地があっても、健全な社会常識に照らして、その疑いに合理性がないと一般的に判断される場合には、有罪認定を可能とする趣旨」という、なかなかわかりにくい内容となっている。 被疑者や弁護側からみれば、無罪を主張する際は容疑について完全無実を証明する必要はなく、犯罪行為を行ったことについて、合理的な疑いを示すことができればよいとされている。

また、弁護側が主張する「被告人には動機がない」という主張に対しては、「動機が解明されていないことは、被告が犯人であるという認定を左右しない」ということだ。

こういった状況で冤罪の可能性を指摘する声も多くあがっている。誰かが、林被告宅から毒物をカレーに持ち込んだのは確かなことで、しかし、それが被告本人なのかはわだかまりが残る。。ヒ素の鑑定結果にも疑問を残すこともあるのだが、あれから20年。刑は確定している。



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